2013年5月28日火曜日

【映画上映会】ドキュメンタリー映画「ニッポンの嘘 報道写真家・福島菊次郎90歳」上映会のお知らせ

3月に開催した「六ヶ所村ラプソディー」上映会に続く、今年2回目の三木市立市民活動センターでの映画上映会。
次回作品は、90歳にして今なお世に問う作品を生み出し続けている、報道写真家の福島菊次郎さんを追ったドキュメンタリー作品「ニッポンの嘘」です!


「表に出ないものを引っぱり出して、たたきつけてやりたい。」

この方が福島菊次郎さん。
眼光鋭く、引き締まった表情からは、まるで古武士のようなオーラが漂っています。

90歳にして現役の報道写真家・福島菊次郎。
ジャーナリスト界で「伝説」と語り継がれる男の壮絶な生き様に迫る!!

そのキャリアは敗戦直後、ヒロシマで出会った一人の被爆者の撮影に始まる。以来66年。ピカドン、三里塚闘争、安保、東大安田講堂、水俣、ウーマンリブ、祝島、そしてフクシマ――。レンズを向けてきたのは激動の戦後・日本。
真実を撮るためには手段を選ばない。「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯してもかまわない」という信念のもと、暴漢に襲われても、自宅を放火されても、自分が撮りたいものを撮り続けてきた。その数25万枚以上。
冷静に時代を見つめ、この国に投げかけ続けた「疑問」――。それは今を生きる我々日本人への福島菊次郎からの「挑戦状」である。

常に弱者の側に身を置き、徹底して権力と対峙し、シャッターを切られてきた福島菊次郎さん。
福島さんは、その作品の力により時に権力から恐れられ、ひどい時は暴漢に襲われたり放火にあったりと、波乱の人生を歩んできました。
しかしその姿勢、生き様は、今、画一化均一化してしまった現代のジャーナリズム界において、非常に稀有な存在であり、それゆえに伝説と言われるのだと思います。

そんな福島菊次郎さんが90歳になられた時、放送界の若きスタッフが敬意と愛情を持って福島さんの人生をドキュメンタリーに収められました。
作品の中では、福島さんの被写体に向かう姿勢、またそのために生まれる苦悩、90歳の今もユーモアを持って仕事に生活に取り組む姿、そして家族や愛した人のこと・・・等身大の人間「福島菊次郎」が収められて、それが実に魅力的なのです!
生き方がパンクというか、カッコイイ。このようなとんがった年の取り方もありなのではないでしょうか。

この作品は昨年2012年に製作されました。これまで県内では神戸や姫路のみの上映で、まだ観る機会の少ない貴重な上映会です。
ご一緒に作品を鑑賞し、福島菊次郎さんがファインダー越しに見た社会、そこに込められた怒り、嘆き、また希望を感じ、このニッポンをもう一度見つめなおしてみませんか?

なお、この作品は「キネマ旬報ベスト・テン文化映画第1位」「毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞」「日本映画ペンクラブ 文化映画ベスト1」「日本放送映画藝術大賞・最優秀ドキュメンタリー作品賞」などを受賞、映画界での評価も非常に高い作品です。

「ニッポンの嘘 報道写真家・福島菊次郎90歳」上映会
6月29日(土) ①10:30 ②13:30 ③19:10 ※3回上映
三木市立市民活動センター(福祉会館) 3F大会議室


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[料金] <前売>1,000円 <当日>1,500円 (中高生は500円)

前売チケットは下記まで
■三木労音 0794-82-9775
■三木市立市民活動センター 0794-82-0564
■ジャズカフェベイシー 0794-85-7073
■カフェOTTO 0794-87-2021
メールはinfo@mikiroon.com

☞三木労音会員、もしくは「e-音楽@みき」カード提示で100円引
※上記割引の受付は三木労音事務局のみです。

主催/三木労音http://www.mikiroon.com/ 協力/みき9条の会
後援/三木市立市民活動センター、エフエムみっきぃ76.1MHz、e-音楽@みき

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